ミッドナイト・ランブル・ショー、久しぶりのビーチ・ボーイズ特集は前代未聞の「逆回転」!?
1961年に「ペンデルトーンズ」として結成、その年の12月にシングル盤「サーフィン」をマイナーレーベルからリリース(このときにビーチ・ボーイズに改名)。というわけで、本年2021年はビーチ・ボーイズのデビュー60周年なのであります。
待てよ…?50周年ツアーは2012年開催だったし、ビーチ・ボーイズ”正史”としてはキャピトルからデビューした1962年から数えるのが通例なのかも?いやはや、細かいことは気にせず、彼らのアニヴァーサリーをパーっとお祝いしたい!
とはいえ、コロナ禍の影響もあるのか、60周年に向けた動きはとくにみられぬまま…50周年ではブライアン・ウィルソン陣営とマイク・ラブ陣営が奇跡の合流!「That’s Why God Made the Radio」という稀代の名曲を引っさげアニヴァーサリー・ツアーを完遂したものの、ツアー終了後に再び分裂、その後は各メンバーソロ作品をリリースするものの、現状ビーチ・ボーイズを名乗って活動しているのはマイク・ラブとブルース・ジョンストンのみを擁するグループということになっています。
ブライアン・ウィルソンは2015年の「No Pier Pressure」以来新譜のリリースはありませんが、SNSを駆使して情報発信中。相当優秀なインターネット系のコンサルがついているのか、コロナ禍にもめげずピアノ弾き語り動画をアップしたり(頼むからズボン履いてほしいですが)
Facebookでファンの質問に直接答えるライブ配信を開催したり、「スマイル」マスクを発売したり。
マイク・ラブはこの3月に80歳を迎えましたが相変わらずの肌ツヤ。というかツヤ、増してませんか?トランプ大統領の敗退にもめげず、前述のジョンストン、永遠の元気印アル・ジャーディン、短期バイトかと思いきやズルズルと契約延長となっているデヴィッド・マークスを迎え、リモート録音と思しき「Add Some Music To Your Day」の最新バージョンを発表しています。
果たしてこの映像が60周年アニヴァーサリーへの足掛かりとなるのか!?
今回のミッドナイト・ランブル・ショーでは、2021年からスタートしなんと時代を過去に向かって遡りながら、彼らの歩みを振り返るバック・トゥ・ザ・フューチャー的な新基軸。50周年→40周年→30周年と振り返る中で、果たして来年に向けてどんな動きがあるのか、ランブルメイトの皆さんとともに推理したいなと思っています。
ミッドナイト・ランブル・ショー#62
「時計じかけのビーチ・ボーイズ」
2021/4/28→2021/5/2
開場 13:30 開演 14:00